建設業における技術者制度

建設業の技術者制度における技術者の内容は複数あります。

建設業許可の要件の一つである専任技術者、工事現場に配置される主任技術者・監理技術者。また経営事項審査において評価される技術者。

契約や現場それぞれの場面において必要とされる技術を担保する技術者の制度ですが、それぞれ名前も微妙な違いなので、一見すると分かりにくい面もあります。

求められる1級、2級等の資格要件はそれぞれ類似、同様な場合が多いです。また専任技術者は基本的には、営業所に専任が求められますし、配置技術者は工事によっては専任が求められるものもあります。

また専任技術者、経営事項審査における技術者は、出向者でも可能ですが、現場の配置技術者については出向者は認められていません。

複雑な技術者の制度ですが、適切な個所に適切な人材を配置することが大切ですし、会社内でどのような人材が在籍しており、またどのような人材が求められているのか把握しておくことも重要となります。